業界 | 自動車部品メーカー様 |
施工エリア | 愛知県内 |
実施内容 | 鉛フリーはんだ対応に伴う窒素供給とLGCの屋内設置 |
1.当社が実際に対応した現場事例
当社は愛知・三重・岐阜を中心に、産業ガスを通して、お客様の「生産をより良くする」ための取り組みを大切にしています。
産業ガスの供給を超えて、設備更新、研究開発支援、新しい生産計画など、様々な課題に対応してきた当社の事例をご紹介します。
今回は、【LGC屋内設置における結露対策・作業性への工夫】をご紹介します。

2.お客様の課題・背景
今回ご相談いただいたお客様は、プリント基板の製造を行っている企業様です。
近年の環境規制への対応として、従来の鉛入りはんだから、鉛フリーはんだへの切り替えを進めておられました。
しかし、鉛フリーはんだは空気中では酸化しやすく、安定したはんだ付けを行うには窒素環境が必要となるため、窒素を充満させた状態でのはんだ付け設備の構築が求められていました。
3.当社へのご相談内容
お客様からは、新たに導入する生産設備において、窒素ガスを安定供給できる仕組みを構築したいというご相談をいただきました。
あわせて、液化窒素(LGC:Liquid Gas Cylinder)による供給方式の採用が前提で、そのLGCを工場内に設置したいというご要望も伺っていました。
4.当社の提案内容、サポート内容
LGCは、周囲との温度差により結露や霜が発生しやすく、通常は屋外設置が推奨される設備です。
それでも「作業性やガス補充の効率を考えると工場内に置きたい」というお客様のご要望を受け、当社では以下の対応を実施しました。
☑ LGCの屋内設置を前提とした結露・霜対策の設計
☑ LGCの配達効率を考えたルートと場所の選定
☑ 加工設備からLGCまでの配管ルートの検討
☑ 設置工事・保安面での調整も含めた一括施工サポート
現場の事情も調査させていただきながら、場所の選定から供給経路まで柔軟に対応をさせていただきました。
5.成果・お客様の声
LGCの屋内設置にあたっては、作業性や配送効率を考慮した設置場所の選定、霜・結露対策の実施など、現場に適した提案と施工を行いました。
その後、生産拡大に伴い供給設備のさらなる強化にもつながっており、今回の対応を通じて**信頼感を持っていただけた結果だと感じています。
6.ぜひご相談ください!
当社では産業ガスの製造・販売だけでなく、設備の施工・改修、研究開発のサポートまで、ものづくり現場を支える幅広いご提案を行っています。
「こんな相談をしてもいいのかな?」
「どこから検討したらいいかわからない…。」
そんな段階で最適な方法を見つけるお手伝いいたします。
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